まさかのお久しぶり
リード文の通り、今年初です。人間とは怠惰なもので、やる時はやる、やらない時はやらない。あぁ、無情。
絶賛アルバム制作中でございます。とにかく難渋することが多い。私に限ったことだが、ベースのフレーズというのは【単調さ】と【絢爛】と【グルーブ】と言うのが三位一体しないといけないと考えている。
単調さは適度じゃないと、聞いてる人が飽きてしまったり、曲の進行感がなくなってしまう。
絢爛さは派手すぎると、楽曲の良さを失くすが全くない0の状態だと魅力がない。
そして一番難しいのがグルーブ。これを定義することはとても難しい。地元の友達や、大学の時の同級生と久々に話してる時、マジでなんてことない話なのに面白くて、とんとん拍子で話が進んでいくのに、取り残されない心地よさを感じる時がある。
きっとグルーブ感を例えるなら、これだと思う。
そして、グルーブの中に単調さと絢爛さが包括されていると僕は考えている。
極論、昔の洋楽パンクバンドのベース(シドビシャス)とか、本当にベース初めて2日目でできるぐらい単調で簡単なのに、誰にも弾けない独特の絢爛さ、そしてグルーブ感がある。
頭を捻り、練習しても到達できない次元の人はいつでもどこにでもいる。
制作の中で僕が何かあればすぐに参考にしているのが【スピッツ】だ。
出会いは小学校6年時に校内放送委員で、曲を流す係の時に「スピッツのチェリーを流したい」と思って、チェリーが収録されているアルバム【インディゴ地平線】を買った。
とにかく、頭を打ち抜かれた。曲の壮大さ、かっこよさ、稲妻が走った。
そして今でも聴き続け、ベーシストとして参考にしている。
ベースがうねうねと動くのに、曲を高めている。本当に素晴らしい。
そして楽曲もいつでもチャレンジング。
美しい鰭。
本当に美しい曲。
今年出たスピッツのアルバムの中に入っている曲の中で群を抜いてチャレンジングなのに、映画タイアップ(しかもコナン)にまでなっている。
こんな偉大な人たちが、今もなおチャレンジして、かつ曲が素晴らしい。
チャレンジングなことをするのが目的でなく、曲を高めるために結果的に客観的に見てチャレンジングなことをしてると言うことがすごい。
この人たちのようになりたいと僕はずっと思っている。
小学6年の頃から変わらずのヒーローの背中を追いかけていく。
アルバム、ご期待ください。
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